今回は、オーストラリア・タスマニアで経験した妊娠初期(妊娠4週〜15週頃)の出来事を振り返ります。
妊娠が分かってうれしい反面、初めての妊娠は分からないことばかり。オーストラリアでは日本と受診の流れが違う部分もあり、次の検査まで待つ時間が長く感じることもありました。
この記事では、私が実際に経験したことをもとに、GPの初診、血液・尿検査、初めてのエコー、病院での診察、NIPT(出生前検査)、そして妊娠初期にかかった費用について紹介します。
この記事は私個人の体験談です。検査の時期や受診方法、費用は州・病院・医療機関・個人の状況によって異なります。最新の情報は担当のGPや医療機関にご確認ください。
オーストラリアでの妊娠初期|主な出来事
私が妊娠初期に経験した主な出来事はこちらです。
- 妊娠5週頃: GPで初診
- 妊娠7〜10週頃: 血液・尿検査、Dating scan(心拍確認、予定日確定のエコー)、GPで検査結果の確認
- 妊娠11週頃: 病院の助産師との電話面談、血液検査
- 妊娠12週頃: 出産予定の病院で初診
- 妊娠14週頃: First Trimester Screen(血液検査に加えて、赤ちゃんの首のむくみや染色体異常を確認するエコー)
- 妊娠15週頃: GPでNIPTの結果確認
ここから、それぞれの出来事を詳しく振り返ります。
妊娠5週頃|GPで初診
自宅で妊娠検査薬を使い、妊娠が分かってから約2週間後にGPを受診しました。
妊娠が分かってから初診までの2週間は、早く病院で確認したい気持ちが強く、とても長く感じました。
初診では、病歴や妊娠歴、生活習慣などについて問診があり、体重と血圧も測定しました。
私が想像していたようなエコー検査や血液検査は、その場では行われず、GPが紹介状を手配してくれる流れでした。
また、妊娠検査薬で陽性が出ていることを伝えると、私の場合はその結果をもとに妊娠していると判断され、尿検査もありませんでした。
ただ、私は継続的な下腹部痛があったため、そのことをGPに伝えると、早めにエコーを受けたほうがよいと言われました。
妊娠7〜10週頃|血液・尿検査と初めてのエコー
血液検査・尿検査
GPから紹介状をもらい、血液検査と尿検査を受けました。
私が利用したPathologyでは、検査内容によっては予約なしで受けることができ、当日そのまま検査へ。採血などはあっという間に終わりました。
検査結果はGPに送られるため、後日、結果を確認するための診察を予約しました。
初めてのエコーで心拍を確認
初めてのエコーは、予約が取れた妊娠7週頃に受けました。
小さな赤ちゃんの姿と心拍を確認でき、出産予定日も教えてもらいました。
妊娠が分かってからエコーの日まで、赤ちゃんが無事に育っているのか不安で、ずっと待ち遠しかったのを覚えています。
実際に心拍を確認できたときは、本当に安心しました。
ちなみにこの時期のエコーは、私の場合は経腟エコーでした。
GPで検査結果を確認
血液・尿検査と初回のエコーが終わったあと、再びGPを受診しました。
私の場合、甲状腺ホルモンの値が少し高めだと指摘されました。それ以外は特に大きな問題はなく、次の血液検査やエコー、必要に応じて受けられるNIPTについて説明を受けました。
また、出産予定の公立病院への手配も進めてもらいました。
妊娠11〜14週頃|助産師との電話面談と追加検査
病院の助産師との電話面談
妊娠11週頃には、出産予定の病院の助産師と電話面談がありました。
予約確認の電話で通訳が必要か聞かれましたが、夫も同席する予定だったため、私は通訳を依頼しませんでした。
ところが、実際の面談は約1時間あり、情報量もかなり多め。説明を聞きながら、自分に合ったケアモデルを選ぶ必要があったため、正直なところ一人だったら大変だったと思います。
病院では、例えば一人の助産師が継続して担当するタイプや、複数の助産師がチームで診察するタイプなど、いくつかのケアモデルが用意されていました。
希望するモデルが必ず選べるわけではなく、候補を3つ選んで優先順位をつけるように案内されました。
私自身は特に強い希望がなかったため、夫と相談して決めました。
ケアモデルの説明だけでなく、両親学級や今後の受診の流れについても説明がありました。医療に関する専門用語も多かったので、夫と一緒に参加して本当によかったと思います。
英語での説明に不安がある場合は、通訳サービスを利用できるか事前に確認するのもよいと思います。
First Trimester Screen(妊娠初期の検査)
妊娠11週頃に血液検査を受け、14週頃には2回目のエコーを受けました。
初回のエコーから時間が空いていたので、赤ちゃんがちゃんと成長しているのか気になり、次の検査を心待ちにしていました。
2回目のエコーでは、お腹の上からプローブを当てる経腹エコーに。小さな赤ちゃんが、手足を動かす人間らしい姿に成長しているのを見て、とても感動しました。
ただ、ここで予定していた検査をすべて受けることはできませんでした。
赤ちゃんの首の後ろのむくみなどを確認する検査について、私の場合は予約を後ろに変更したことで、赤ちゃんが大きく成長し過ぎているなどの理由で適切な時期を過ぎてしまっていたためです。
その結果、夫とも相談し、NIPTを受けることにしました。
NIPT(出生前検査)を受けることに
NIPTは、母体の血液を使って赤ちゃんの特定の染色体の変化について調べる出生前検査です。私の場合は、GPから紹介状をもらい、Pathologyで採血しました。
採血自体は10分程度で終わりました。
また、紹介状を発行してもらう際に、検査結果に性別の情報を含めるかどうかを選べたので、私は含めてもらうことにしました。
私が受けた当時の費用は約485ドル。Medicareでカバーされず、自己負担でした。
検査費用は医療機関によって異なる可能性があるため、予約前に確認しておくのがおすすめです。
妊娠12週頃|出産予定の病院で初診
妊娠12週頃には、出産予定の病院で産科医の診察を受けました。
私は甲状腺ホルモンの値を調整する薬を服用していたため、前回の血液検査の結果も確認してもらいました。
結果は改善していたので、次回以降は助産師を中心とした健診へ移行してよいとのことでした。
このとき、診察のたびに持参するように言われた「オレンジブック」と呼ばれる妊娠記録も受け取りました。
妊娠の経過や病院の体制によって受診の流れは異なると思いますが、私の場合はこの頃から、GP中心の受診から出産予定の病院でのケアへ少しずつ移っていきました。
妊娠15週頃|NIPTの結果と赤ちゃんの性別
妊娠15週頃、GPを受診してNIPTの結果を確認しました。
私の場合、検査結果では調べた染色体異常の可能性は低いとされ、赤ちゃんの性別は「男の子」と分かりました。
14週頃のエコーでも男の子かもしれないと言われていたものの、周りからは女の子の母親になりそうと言われていたこともあり、最初は少し意外に感じました。第一子は女の子かな、と期待していた気持ちもあったので、ちょっと戸惑ったのを覚えています(笑)。
でも、夫のような男の子が家族に増えるのだと思うと、すぐに楽しみな気持ちに変わりました。
このGPでの診察を最後に、私の場合はその後の健診が病院の助産師中心へと移っていきました。
オーストラリアで妊娠初期にかかった費用
最後に、私が妊娠初期に支払った費用をまとめます。
| 項目 | 当時の自己負担額 |
|---|---|
| GPの初診 | 約95ドル |
| Dating scan(初回エコー) | 約170ドル |
| GPでの検査結果確認 | 約60ドル |
| First Trimester Screenの血液検査 | 約65ドル |
| 2回目のエコー | 約340ドル |
| NIPT | 約485ドル |
私の場合、Medicareでカバーされた診察や検査もありましたが、プライベートのRadiologyで受けたエコーやNIPTなどは自己負担になりました。
合計すると、上記の項目だけで約1,215ドルです。
ただし、これは私が受診した当時の金額であり、すべての妊婦さんに当てはまるわけではありません。検査の種類、医療機関、Medicareの適用条件などによって費用は変わります。
受診前に、自己負担額やMedicareでカバーされる範囲を確認しておくと安心です。
まとめ|妊娠初期は分からないことだらけ。でも一つずつ進めば大丈夫
以上、オーストラリア・タスマニアで経験した妊娠初期の出来事をまとめました。
妊娠初期は、つわりが想像していたよりもつらく、赤ちゃんのことをゆっくり考える余裕がない日もありました。
次のエコーまで時間が空くと赤ちゃんが無事に成長しているのか不安になることもありました。
それでも、GPや病院の助産師に相談しながら一つずつ進めることができました。
特に、検査には受けられる時期が決まっている場合があること、そして英語での説明が不安なときは通訳などのサポートを検討できることは、これから妊娠生活を送る方にも知っておいてほしいポイントです。
これからオーストラリアで妊娠・出産を迎える方の参考になればうれしいです。