こんにちは、Halenaです。
この記事では、オーストラリアのタスマニア州で結婚した私が、結婚までに必要だった手続きと流れについてまとめてみたいと思います。
私たちの場合は大きく言うと、先にオーストラリアで婚姻手続きをして日本大使館へ婚姻届を提出したという流れになります。
日本とオーストラリアの婚姻の違い
はじめに日本と大きく違って私が戸惑ったのが、オーストラリアでは役所に婚姻届を提出するだけでは結婚できないという点です。
必ず、婚姻執行者(Authorised Marriage Celebrant)と結婚する二人の立会人(Witness)の付き添いのもと、結婚式を執り行う必要があります。
オーストラリアで挙式(結婚式)をあげるつもりのなかった私たちは、「え、挙式をしないといけないってこと...?」と最初は戸惑ったのですが、紙に署名するだけの簡単な結婚式(Registry Wedding)もあるということで、最終的にはそれで落ち着きました 🙂
オーストラリアで結婚できる条件
一応まとめておきますが、オーストラリアで結婚できる条件は以下の通りです。
- 結婚・近親婚をしていないこと
- 18歳以上であること(裁判所が片方が16~18歳の婚姻を承認した場合を除いて)
- 式中に結婚のフレーズを唱えること
- 結婚希望通知書(notice of intended marriage form)を結婚の18ヶ月〜1ヶ月前までに婚姻執行者に提出すること
- 婚姻執行者のもと式を執り行うこと
オーストラリアの結婚式の種類
オーストラリアでは、婚姻執行者が立会いさえすれば、どんな形の結婚式でもOK。
教会で結婚式を挙げる人もいれば、自宅やカフェなど自分たちのお気に入りの場所で結婚式を挙げる人もいるようです。
私の友人の場合は、バイキング風にコスプレしてガーデンウェディングをやっていました。
私たちの場合は、日本で既にフォトウェディングを行っていたこともあり、一番安く簡単にできる方法でよかったので、近くの植物園で15分程度の結婚式を執り行いました。
結婚のフレーズを唱えてサインするだけで、495ドル!
私たちはこのサイトから婚姻執行者と結婚式の予約を行いました:REGISTRY WEDDINGS
オーストラリアで結婚式を挙げるまでの流れ
それでは私たちが結婚式を挙げるまでの流れをご紹介します。
結婚希望通知書の作成
タスマニア州に限らずオーストラリアで結婚するためには、結婚希望通知書(notice of intended marriage form)を記入して、式の一ヶ月前までに婚姻執行者に提出する必要があります。
記入するのは、自分の名前や生年月日、親の名前など難しい内容ではありません。
結婚式の日時や場所を決める
私たちの場合は、場所にこだわりはなく、婚姻執行者に自宅まで来てもらってやる予定だったので式場の準備などはしていません。
最終的には、自宅ではなくやっぱり近くの植物園にしようということで式の1週間前に執行者に場所の変更を伝え、植物園で式を行うことに決めました。
婚姻執行者を探し、通知書の提出と式の計画
結婚式の内容が決まったら、婚姻執行者を選んで式の希望日時などを伝えます。
婚姻執行者はこのページから調べることができます:https://www.ag.gov.au/families-and-marriage/marriage/find-marriage-celebrant
私たちの場合は、REGISTRY WEDDINGSから式の申し込みを行いましたが、申し込み後に婚姻執行者が自動的に割り振られて、「Zoomミーティングで式の計画をしましょう」というメールが申し込みからすぐに来ました。
どの執行者を選べばいいかわからなかったので、自動的に割り振ってくれたのは助かりました。
オンラインミーティングの当日は、いつどこで結婚式をするか話し合い、婚姻執行者が画面越しに見ている中で結婚希望通知書に結婚する二人の署名をペンで記入しました。
そしてミーティングの後に、署名した結婚希望通知書とパスポートの写真を執行者にメールで提出し、495ドルを銀行振り込みで支払いました。
以上でひとまず、式までの必要な手続きは完了でした!
まとめると婚姻執行者に提出が必要だったものは以下の3つ。
- 結婚希望通知書
- パスポートの写真
- 495ドル
結婚式当日
結婚式では、結婚する二人と婚姻執行者以外に二人の関係を証明する18歳以上の立会人(家族や友人など)の付き添いが必要です。
当日、私たちは家族と一緒に式が執り行われる場所で執行者と合流した後、人気が少なそうな場所に集まり、結婚のフレーズを唱え、自分たちと立会人の署名をし、その場で婚姻証明書(certificate of marriage)を受け取って婚姻成立!といった流れになりました。
10分〜15分程度なのであっという間!
フレーズは、執行者が「私の後にリピートして」と言ってくれるので自分で覚えておかなくても大丈夫ですが、私は"lawful"を"awful"と聞き間違えてみんなに笑われる事になったので、事前に何を唱えるのか調べておくといいかもしれません。笑
ちなみに服装については、カジュアルな結婚式だと分かっていたので、ジーンズに綺麗めの普段着で行きました。
結婚式が終わった後は、執行者が結婚希望通知書をRegistry Officeに提出すると婚姻情報が政府に登録される形になります。
挙式後、日本国総領事館で婚姻届の提出
オーストラリアでの婚姻後、基本的には婚姻成立日から3ヶ月以内に大使館へ婚姻届を提出します。
私たちの場合はタスマニア州で結婚したので、在メルボルン大使館へ郵送で婚姻届を提出することになりました。
準備しないといけない書類は結構あって、結婚式から大使館へ提出するまでに2、3週間かかりました。
私が提出した書類
婚姻届 2通
戸籍謄(抄)本 1通(提出は任意ですが、日本から持ってきていたので提出しました)
婚姻証明書(Marriage Certificate) 原本 1通 (Registry Office発行のもの)
婚姻証明書和訳文(抄訳) 2通
外国人当事者の婚姻時の国籍(保有する全ての国籍)を証明する文書の原本(私たちの場合はパスポート)
外国人当事者の国籍を証明する文書の和訳文(抄訳) 2通
外国人との婚姻による氏の変更届 2通(氏の変更を希望する人のみ)
婚姻証明書は、結婚式当日に受け取ったものではなく、Registry Officeで発行されたもの($57.97)を提出しました。
タスマニア州の場合、申請はここからできて発行されるまで2週間程度かかります。
外国人の国籍を証明する書類としてのパスポートは、郵送の場合は原本認証をしたcertified copyを提出する必要があるとのことで、近くの警察署で原本照合をしてもらいました。
また婚姻届への押印は任意とのことですが、念の為親指で拇印しておきました。(日本から印鑑を持ってきていなかった)
ポイント
大使館へ提出した書類に不備があると返送されるかもしれないので、郵送する前に書類のスキャンをメールで送り不備がないか確認してもらうといいと思います。私の場合はメールを送ったその日のうちに確認してもらえました☆
そして準備ができた書類は、Express Post封筒(smallサイズ)に入れて郵送して完了!
詳しい情報は大使館のページをご確認ください↓
在メルボルン大使館 婚姻届:https://www.melbourne.au.emb-japan.go.jp/itpr_ja/marriage_registration.html#marriage_gaikokujin
最後に
タスマニア州で結婚後に苗字を変えたい場合は、永住権を持っていて、かつタスマニアに1年以上住んでいる必要があるようです。
私はそのどちらもまだ満たしていない状況なので、また時間が経ってから申請しようと思っています。
以上、タスマニアで結婚した私の婚姻手続きについてまとめてみました!誰かの参考になれば幸いです。