妊活・妊娠

【オーストラリアで始める妊活】プレコンセプションチェック(妊娠前検査)に行ってきた

こんにちは、Halenaです。

今回は最近受けてきたプレコンセプションチェック(妊娠前検査)について簡単にまとめてみようと思います 🙂

プレコンセプションケア(チェック)とは

まずプレコンセプションってなに?ってところからですが、プレ(pre)とは「前の」、コンセプション(conception)とは「妊娠・受胎」という意味です。

プレコンセプションケアは、「妊娠・出産を健康的に迎えるために、自分やパートナーが妊娠前に適切な知識を持ち、健康的になる行動をし、社会のケアをきちんと受けること」です。

それを目的に受ける検査がプレコンセプションチェックと言われ、日本ではブライダルチェックとかって呼ばれることもあるかもしれません。

妊娠する前から自分の健康状態や妊娠の妨げになるリスク因子を把握し、妊娠・出産への理解や改善を得るためのものなので、妊娠を希望している男女だけではなく、生殖可能な年齢を過ぎた子供もプレコンセプションケアの対象になるようです。

プレコンセプションケアの内容

プレコンセプションケアには下記のものを含めていろいろな内容が含まれます。

  • 感染症と免疫のチェック
  • 身体計測・婦人科検査
  • 食事・生活習慣の見直し
  • 現在の持病や使用中の薬のチェック
  • 心身のストレスについての相談

麻疹風疹や水ぼうそうなどは妊娠中にワクチンが打てないので、血液検査を通して事前に免疫を持っているかどうかを確認し、もし免疫がなければ妊娠する前にワクチンを打っておくことが大切です。

詳しいケアの内容については、以下国立成育医療研究センターのウェイブサイトも参考にしてみてください。

プレコンセプションチェックを受けるタイミング

将来的に妊娠を望んでいるのであれば早めに受けるのがいいとされています。

生活習慣はすぐ改善できるものではないと思うし、身体検査やワクチン接種をしたい場合は、それぞれ間隔を空けて病院を受診する必要が出てくると思うので、妊活を始める半年くらい前には相談に行くといいかもしれません。

ちなみに私の場合、オーストラリアだと普通なのか病院や地域によりけりなのか分かりませんが、GPとの予約が1ヶ月先まで埋まってる状況だったので早めに予約してよかったなって思いました!

私達がプレコンセプションチェックを受けた理由

以上を踏まえて、私達がプレコンセプションチェックを受けた理由ですが、これは私達の状況や私の性格も影響しています。

私や夫にとって子供を持つというのは人生でこれから初めて経験することなので、妊娠・出産に関してあまり知識が無い、そして私にとっては初めての海外出産になるので妊娠してから出産までの進め方とか何を準備しておけばいいのかがよく分からない...という状況でした。

メディケアでどこまでカバーされるのか?民間医療保険は必要なのか?妊娠したらまずどの病院に行くか?とか。

私の場合は半年ほど前にオーストラリアへ移住してきてこっちで病院に行ったことがなく、かかりつけ医もいないという状況で…

そんな知識も何も準備できていない状態で妊娠することが不安だったし、妊娠してから病院を探すのは遅いんじゃないかと感じたので、情報収集とかかりつけ医を持つためにコンセプションチェックを受けることにしました。

プレコンセプションチェックを受けるクリニックを選んだ基準

前提として、オーストラリアで病院を受診する場合、General Practitioner(GP)と言われるかかりつけの総合診療医でまず診察を受け、必要に応じて紹介状を書いてもらって専門医で診察を受けるのが一般的な流れになります。

日本だと妊娠すると自分で産婦人科を探して行くのが普通だと思うんですが、オーストラリアではまず総合診療医を通す必要があります...

上述した通り、私はかかりつけ医をまだ持っていなかったので、招待状なしで受診ができ、プレコンセプションケアを専門にしたGPがいるクリニックを基準に探しました。

そして妊娠前だけでなく妊娠してから出産するまでに必要な検査や、産後のケア、乳幼児のサポートまで一気通貫して行ってくれるかどうかという点も気にして選びました。

実際のプレコンセプションチェックの内容

GPとのカウンセリング

あらかじめ聞くことが決まっているようで色々な質問をされました!

生理周期や不正出血の有無、家族の病歴、血液型、タバコやドラッグを吸うか、妊娠したことはあるか、いつ頃子供を望んでいるかなど...

家族の病歴は私だけでなくパートナーの家族についても聞かれました。

気になっていたプレイベート保険に入るべきかどうかに関しては個人の好みによるようで、メディケアが出産にかかる費用を全て(出生前診断など追加の検査を希望する場合を除き)カバーしてくれるのでメディケアだけで問題ないようでした。

また妊娠する前から葉酸サプリを摂っておくと良いらしく、「Elevit」がおすすめと紹介されました。

日本でも買えるし、オーストラリアではChemist warehouseで簡単に手に入ります!ただ他の葉酸サプリに比べると、値段は少し高めな気がします。

そのほか、血液・尿検査と遺伝子検査(Reproductive carrier screening)の紹介状を書いてくれました。

血液・尿検査と遺伝子検査はPathology(検査をする機関)で同時に受けることができて、どちらも妊娠する前に受けることが推奨されているようです。

遺伝子検査の内容には、Cystic fibrosis(嚢胞性線維症)、Spinal muscular atrophy(脊髄性筋萎縮症)、Fragile X syndrome(脆弱X症候群)の3つが含まれます。

メディケアに入っていれば血液・尿検査は無料ですが、遺伝子検査は一部しかカバーされないようです。

ちなみにこのカウンセリング自体は、メディケアでカバーされる約$80を差し引いてアウトオブポケットは$140くらいでした。

Pathologyでの血液・尿検査

後日、GPでもらった紹介状を持ってPathologyへ血液・尿検査をしに行きました。

検査の内容は、鉄分・風疹・甲状腺機能・ビタミンD・淋菌感染症の検査などが含まれます。

血液・尿検査は予約なしでOKで、土曜の昼前に行ったのですが患者は一人しかいなく10分程度ですぐ終わりました☆

尿検査は最後に用を足してから最低で2時間空ける必要があるらしく、それを知らなかったので容器をもらってまた後日持って行きました。

GPを通して検査結果の受け取り

検査結果は2日ぐらいで出るとのことだったので、検査した1週間後にクリニックに電話したところ、特に問題なく妊娠前の予防接種も無しとしてドクターに処理されているとのことでした。

念の為自分でもちゃんと免疫があるのかどうか確認したかったので、検査結果をメールで送ってもらいました。

終わりに

以上が私のプレコンセプションチェックの内容です。

正直、GPとのカウンセリングではオンラインで探せばすぐ見つかるような情報もありましたが、実際に医者から教えてもらえるとやはり安心感があるなと思いました。

病院に行く前は、聞きなれない医療用語は理解できる気がしない...と思って行くのを少し躊躇していましたが、妊娠する前から病院に行き慣れておく、お医者さんと話し慣れておくという点でも行ってよかったなと思います。

二人にとっては初めての子供になるから楽しみだね〜という話もしつつ妊娠しない可能性もあるので、、そういう時にもすぐ相談できる相手がいるというのも安心感のあるもので、より自信を持って妊活を始められそうです。

妊娠を考える際に健康的に妊娠できるよう身体の状態を整えておくこと、そして不安な要素があれば解消しておくというのは自分にとっても生まれてくる子供にとっても良いことだと思います。

検査や予防接種など少し手間はかかりますが、妊娠して安心した妊婦生活を送れるために一つ一つこなしていくのは個人的には少し楽しみでもあります。

もちろんプレコンセプションチェックは必須ではないですが、慣れない国でこれから妊娠・出産を考えていてもし何か不安に感じているのであれば検討してみるのもいいかもしれません!

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