こんにちは、オーストラリアのタスマニア在住のHalenaです。
先日、第一子となる男の子を出産しました。
初産ということもあるのか、前駆陣痛からカウントするとおそらく丸1日以上かかったお産でした。笑
この記事では、思い出せる範囲で出産の予兆から出産、退院までの流れ、そして退院後のサポートについてまとめたいと思います。
これからオーストラリアで出産する方の参考に少しでもなれば幸いです!
38週2日目:おしるしがある
朝起きた時にトイレに行くと、おりものに血が少し混じっていました。色はピンクや茶色くらい。
妊娠してからおりものの量が増えましたが血が混じることは初めてて、これがいわゆる「おしるし」かと思ってそろそろ出産が近いかも!と感じたのを覚えています。
この日から出産するまで血が混じったおりものが出るようになりました。
38週4日目:前駆陣痛がある
朝起きてから1日中、弱い生理痛くらいの痛みを30分おきくらいに感じるようになりました。
全然我慢できる程度だったので、この日はいつも通りに過ごしていたのですが、夜10時半ごろになってもう少し強い痛みを感じ始めたので陣痛カウンターを使って計測を開始。
この時は10分くらいの頻度で陣痛が発生していたので念の為、病院に電話をしてみることに。
「陣痛が10分くらいの頻度であるんですが」と伝えると、以下のことを確認されました。
- 破水の有無
- 出血はあるか
- 胎動の有無
- どこに住んでるか
「病院に行ったほうがいい?」と聞くと、「帰ってもらうことになるかもしれないから、陣痛が2、3分おきになったらまた連絡して。」と言われました。
38週5日目:本陣痛からの出産
深夜に病院へ向かう
電話の後に一旦ベッドに戻ったのですが、徐々に痛みが強くなり寝れず。。
4時間くらい経った2時半ごろにさらに強い陣痛を短い間隔で感じ始めたので、再び陣痛カウンターで計測開始。
この時は6、7分くらいで陣痛が発生しており、そろそろ痛みに我慢ができなくなっていたので電話すべきか迷いながらも再度病院に電話。
「さっき電話した時に2、3分おきの陣痛になったら病院に来てと言われたんですが、もう我慢できるか分からない」と伝えると、「いいよ、来て!」と。
電話の後すぐに夫を起こして病院に向かい、ちょうど深夜の3時くらいに病院に着きました。
病院に着いてからは、分娩室ではなくカーテンで仕切られた共同の部屋のベッドに一つに案内され、まず尿検査。
尿を採ってからは1時間近く待たされ、その後NSTを開始。
NSTを開始してからまた1時間ほど待ってやっと、子宮口の大きさとナプキンに付いた血の量を確認してもらいました。
この時の子宮口の大きさは3cm〜4cmほど。
ベッドに横にならないといけないほどの陣痛の痛みと腰の痛みを感じていたので、自分的にはもう少し開いていることを期待していたのですが。。
ただ陣痛が継続的に発生していることから分娩室に移動しましょうということになり、腕に点滴の管を用意してもらい分娩室へ移動。
この時、一旦帰らなくていいというのが分かって安心したのを覚えています。この時点の痛みで車に乗って帰るのを想像すると相当厳しかったです。。
分娩室へ移動、人工破膜
分娩室へ移動してからは引き続き陣痛が来るたびに腰が痛くてベッドに横になっていたのですが、歩いたほうがいいということで少し歩いたり、腰の痛みを和らげるためにシャワーをしながら時間を過ごしました。
そして朝になると、朝食が提供されました。
質素な食事をイメージしていたのですが、しっかりした美味しい朝食が用意されて感激しました。笑

痛みに耐えながら朝食を取った後、8時ぐらいに産科医の人たちが来てくれて「継続的に陣痛が発生してるけど本格的なお産が始まってないから破水させる?」と聞かれ、夫を話し合った後、破水させることにしました。
破水後は、より短い間隔で強い陣痛が来るようなり腰の痛みも増していきました。
最初はヒートパックで背中を温めながら笑気ガスを試してみたりしたのですが、あまり効果は感じられず、次にモルヒネを注射してもらいました。
それでも腰の痛みは完全には無くならなかったので助産師に相談すると、「Sterile Water Injectionっていう腰の痛みを和らげる注射があるよ。注射する時はものすごく痛いけど、効果は数時間持続するよ。」と。
注射する時にすごく痛いと聞いて、それなら我慢します...と、結局Water Injectionはしないことに。
その後は、腰の痛みがひどいなら水中分娩はどうかと提案されて、いざ試してみることに。
これが意外にも効果抜群!で、腰の痛みはかなり和らぎました。
ちなみに水中で陣痛に耐えてるうちにランチを逃し、提供されたランチは夫が食べたら?と言われて食べたらしいです... 笑
無痛分娩(硬膜外麻酔・epidural)へ切り替え
笑気ガスも併用しながら、水中にいたのは多分3時間くらい。
もう叫ぶくらい痛い陣痛が短い間隔で来ていてバスタブで眠りに落ちてしまいそうなくらい体力的にも疲れていたので、「今から硬膜外麻酔入れられますか?」と聞いてみることに。
すると、「子宮口のサイズ見てから麻酔入れるか決める?それともすぐに麻酔入れる?」と聞かれ、もうこれ以上耐えるのもしんどかったので迷わず「すぐ麻酔で」と無痛分娩に切り替えることに決めました。
バスタブから出て3、40分くらいして(この待ち時間が長かった...)麻酔の専門医の先生が来てくれて背中から麻酔を入れてもらいました。
座った姿勢で麻酔を入れる必要があったのですが、「陣痛が来るときは教えて、そして動かないように」と言われて、この姿勢で陣痛に耐えるのは本当にしんどかったです。
麻酔を入れてもらった直後は、足や腰の部分に氷を当てて麻酔が効いているかの確認があり、まだお腹の部分に痛みがあるというと麻酔の量を追加してくれました。
そこからは完全に痛みが消えました!
痛みから解放されてベッドで横になれるし気分的には最高!だったのを覚えています。笑
ちなみに麻酔を入れると下半身を動かせなくなる人が多いらしいのですが、私の場合は問題なく動かせることができ、麻酔の先生の技術に感動しました。
麻酔を入れた後は、子宮口のサイズの確認と尿道カテーテルを入れてもらいました。
この時点で子宮口は9cm開いていたらしく、「麻酔を入れるタイミングは完璧だったね、夜の10時までには産まれると思うよ。」と助産師に言われました。
麻酔を入れたのは多分夕方の5時ごろでその後3時間くらいはベッドの上でリラックスしながら、子宮口が全開になるのを待ってました。
その間、そういえばランチは?と夫に聞くと、「代わりに食べたらって言われて食べたよ。一緒に付いてたアイスクリームが美味しかった。」、「え、私食べてないんだけど。」って話をしていると、助産師がアイスクリームを2つ持ってきてくれました ☺️
そんなリラックスしている中で急に事態が一転。。
産科医の先生たちが何度か子宮口のサイズと赤ちゃんの位置を確認しにきてくれていたのですが、ずっと赤ちゃんがOPポジション(後方後頭位)で正しい位置で下りきておらず。
ベッドの上で正しい位置になるようにストレッチを試してみるも、相変わらずOPポジションのまま。
赤ちゃんの心拍が下がる瞬間があった影響か、「早く生まれないといけない、鉗子や吸引でも産まれない場合は帝王切開になる」と突然産科医から伝えられ、帝王切開の同意書に署名することに。。
その後、回旋の補助をしてもらいながらいきみを開始。
でも引き続きOPポジションなので、もしもの時にスムーズに帝王切開に切り替えられるように手術室へ移動させられることに。。
分娩室から手術室へ移動し出産
分娩室から手術室へ移される間に麻酔を追加されて下半身の感覚がなくなり、それまではっきりしていた頭の感覚がぼーとなって眠くなるような感覚がありました。
薄暗い分娩室にいたのに突然明るい手術室で青いガウンを着た医者たちに囲まれて緊張感も増していき、こんな状態でちゃんといきめるだろうか、帝王切開になるかもしれないととても不安だったのを覚えています。
分娩台から手術台に乗せられてからは助産師が隣に付いてくれていて、再びいきみを開始。
そして10回もいきまないうちに吸引してうまく回旋したのか、夜の10時11分に出産。
帝王切開になるかもって言われてたのに予想よりすんなり産まれてきたので、「え、産まれたの?!」と拍子抜けしたのを覚えています 😂
多分手術室に移動してから30分以内に出産。
産まれてすぐはパートナーがへその緒を切るように指示され、その後に胸元に赤ちゃんを置いてもらいカンガルーケア。
すごい手の震えが止まらなかったのですが、これは麻酔の影響だから問題ないと言われました。
会陰切開した部分を縫ってもらっている間は、赤ちゃんにビタミンKの注射をしたり、硬膜外麻酔が切れた後の痛み止めを点滴にするか錠剤にするかなどの確認がありました。
ちなみにカンガルーケアをしている間は、産科医の先生がスマホで写真をたくさん撮ってくれてました。
出産直後
会陰の処置などが終わった後は病室へ移動。
移動後は赤ちゃんの体重・身長測定をしてもらい、さっそく授乳の練習を開始。
ちなみに病室は患者二人用の部屋でしたが、幸いにも私たちしかいなかったので夫のベッドも用意してくれて3人で一緒に滞在することに。
晩御飯を逃してしまったのでビスケットやサンドイッチなどの軽食を用意してもらい、食べた後は眠りにつこうとしましたがアドレナリンの影響か全く眠気や疲れを感じず、一睡もすることはなく朝を迎えました。
入院1日目
朝になり朝食を食べた後は、助産師や産科医、フィジオの方達が1時間おきくらいに次から次へ部屋に来てくれて、私の身体や赤ちゃんの状態を確認しに来てくれました。
麻酔が切れた後も薬が効いていたおかげか全身の痛みや疲れはなかったので、お昼に尿道カテーテルを取ってもらってシャワーを浴びました。
そして午後には、家族が会いに来てくれました。同じ部屋に他の患者がいなかったせいか、特に制限時間や人数制限はなく自由に出入り可能でした☆
余談ですが、病院で提供されたご飯が想像していたよりも充実していて美味しかったです!アフタヌーンティーの提供もありました。


退院日
2日目も1日目と同じように助産師の方達が点滴や血圧を測りに来てくれたり、アドミンの方達が出生証明書の受け取り方法を説明しに来てくれました。
そして午後にはまた家族が会いに来てくれました。
退院については3日目でもいい雰囲気だったのですが、私自身も赤ちゃんも特に体調に問題がなかったし病院にいても退屈だったので、この日に退院することにしました。
出産時に600mlの出血があったので退院する直前に鉄分の点滴を打ってもらい、そして赤ちゃんを沐浴させて、夜に退院することになりました。
退院するまでずっと一緒にいたせいか、夫も疲れが出たみたいで体調があまり良くなかったので、私が運転して帰ってきました。
退院後のサポートについて
退院した翌日から助産師の訪問や聴覚検査などの予定が組まれ、段取りの良さと手厚いサポートに驚きました!
自分でわざわざ各機関に連絡して検査の予定を組む必要がなかったのでとても助かりました。
- 翌日:助産師の自宅訪問(赤ちゃんの体重計測・私の体の痛みなどの状態確認・授乳回数の確認など)
- 退院から2日後:助産師の自宅訪問(1回目とほぼ同じ内容の確認・黄疸の症状確認)
- 退院から4日後:助産師の自宅訪問(1回目とほぼ同じ内容の確認・黄疸の症状確認)
- 退院から5日後:黄疸の症状・経過確認のため病院で血液検査
- 退院から12日後:Child health and parental service(CHaPS)の自宅訪問
- 退院から17日後:赤ちゃんの聴覚検査
- 退院から4週間後:フィジオセラピー(骨盤・排尿・排便機能の改善)
最後に
出産を終えて夫とも話していたのですが、助産師や産科医の方達の手厚いサポートやプロとしての仕事ぶりに感激しました 🤩
何を聞いても優しく詳しく教えてくれる知識の深さにも驚いたし、陣痛中はポジティブな声かけに何度も助けられました。
一方で、何が起こるかわからない手術室の緊迫した雰囲気から、無事に出産を終えると一転して「おめでとう」と声をかけてくれたり、先生同士で雑談を始める、そのカジュアルさにもオーストラリアらしさを感じました。
長ーいお産でしたが、自分なりに満足のいくお産になったのでこの環境で出産してよかったなと思います 🙂